「床矯正」とは 歯を抜かない矯正=「床(しょう)矯正」 1非抜歯矯正…原則として抜歯をしません 2取り外しが可能な装置を使用…夜を含めて14時間装着 3痛みはほとんどありません 4費用も安く抑えられます ※図のような取り外し可能な装置を装着し、真ん中にあるネジを回すことで歯列を拡張し、永久歯がおさまるスペースをつくっていきます。 「床矯正」とは、骨の自然な成長を利用する、低年齢の時期だからこそできる治療法です。 中学生になってまうと、歯のほとんどが永久歯になってしまい、 口や歯の成長状態は大人とほとんど変わりません。 そうなると、永久歯を抜いてスペースをつくる、一般的な成人矯正の適用となってしまいます。 床矯正は永久歯が生えそろう前の段階で歯を抜かずに、歯列を整えることができるのです。 「床矯正」治療で最も重要なポイント 「床矯正」をするにあたって最も大切なのは年齢です。 この矯正はお子様の成長を利用して行う矯正です。 下の写真は小学校入学前のお子さんの歯並びです。 このような状態である場合、このまま放置してはいけません。 「床矯正」を始める最適な時期 「床矯正」を始めるのに最も良い時期は、小学校低学年・・・5歳~8歳です。 遅くとも9歳までには治療をスタートすることをお勧めしています。 ➡犬歯が生え変わる前に治療を終わらせることが、決め手となるからです。 この時期の歯並びの問題の多くは、顎の成長不足によって起こります。 顎が十分に大きくならないと、 歯がきれいに並ばなかったり(叢生)、出っ歯や受け口(反対咬合)になってしまうのです。 7歳女子(叢生) 8歳女子(上顎前突) 2年後 「床矯正」の治療例 上顎 床装置を装着して歯列拡大 5歳男子(反対咬合) 下顎 床装置を装着して歯列拡大 2年7か月後 矯正治療完了後のケア 矯正装置の装着期間が終了し、歯列がきれいになった後、チューブによるトレーニングをしてもらいます。 チューブトレーニングのメリット ★後戻りを防ぐ(歯列の安定) ★咀嚼機能を自己回復する ★患者様に優しく、コストがかからない 子ども矯正2へ